2014栃木県書道連盟会員展

2014栃木県書道連盟会員展

題材は「光」です。展覧会のテーマが「3・11の記憶」ということで、思慮しましたが・・・・。
作品意図は「自衛隊やボランテイアのみなさんの、献身的な努力」を表現する予定でした。
「光」は「火(上部)」と「人(下部)」から出来ており、人がひざまづいて、頭に火を焚いている。
想像すると、熱いし、辛いし、でも続けなければならない。って感じました。
そう思いながら、下書きやイメージ作成もして、いざ仕上げてみると・・・・とても怖い作品になりました。
そうなんです。私自身の「震災の記憶」を表現してしまったのです。
ちょうど、作品を仕上げたのが、今年の「3・11」の夜でした。
3年前の自分の記憶が、線に現れたんだと思います。何枚書いても同じでした。
でも、自分自身、もう平穏の生活を送れていて、3年前の3・11当日も、もちろん地震は凄かったけど、それでもそれなりにやってきました。
東北の皆さんや、福島のみなさんに比べると、ぜんぜん大したことない記憶。
ということは、実際津波で被災された方、家族、友人、仮設住宅、原発避難・・・・・。などなど、今も継続されているみなさんは、どういう心境なのだろうと・・・。
そう思うと、ほんとに辛い。自分には何もできないけど、こういう「記録」で表現するしかないのだと、ただただ「合掌」いたします。
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